
WEEK 2 Tantra Theory and Chakra Meditation 第 2 週 タントラ思想とチャクラメディテーション
ポール&スージー・グリリーによる、8時間のオンライン集中講座。2週目は、チャクラ思想を理解するために、生命の起源、そして苦しみからの解放を説くタントラ理論についてご紹介し、ビージャマントラを使ったメディテーションプラクティスを行いました。
TOPICS トピック
◎Shiva, Shakti タントラ思想のシヴァとシャクティ
◎Seven Chakras 7つのチャクラ
◎Characteristics of Seven Chakras 7つのチャクラの属性とは
◎Emotions and Chakras チャクラを使った健やかな感情の養い方
◎Meditation Practice チャクラメディテーション Bijaマントラを使って
◎Q&A 質問タイム
はじめに
チャクラの位置など第 2 週の講座マニュアルにある内容、Pranayamaのテクニックはここでは省略します。 DAY 1
Chakra Meditation & Three Bodies タントラ思想の根底にある3つの体
Causal コーザル体・原因身
思考・理念・観念
コーザル体の質問:WHY? なぜ、わたしはあの人を好きなのか、嫌いなのか。神は存在するのか。生きる意味とは。よりよい未来のために、なにができるか。金銭的な見返りや他人からの評価、称賛よりも、社会貢献や使命感に価値を見いだすようなライフスタイル ↓
Astral アストラル体・ 微細身
感情・願望・欲望
愛・夢・想いはすべてアストラル体を通した経験 アストラル体の質問:わたしはあの人が好きか、嫌いか。わたしは、お金持ちになるのか。誰と結婚するのか。経済的に満たされ、精神的に穏やかな生活をすることが、第一の関心事項
↓
Physical 物質的な体・肉体・粗大身
生理的な症状
肉体の質問:肉体レベルでどう感じているか。体が満たされているか。衣食住など生理的欲求への追求
Why we meditate 瞑想を通してしようとしていること
「3つの体」は、各チャクラに織り込まれるような形で存在し、チャクラを媒体にそれぞれの「体」がコミュニケーションする。チャクラメディテーションは、肉体レベルでの感覚を手がかりに、アストラル体、コーザル体への入り口を探っていくことで、各チャクラに宿るエネルギーを、より高次なエネルギーへと変換することができると考えられている
Physical 肉体レベルでの知覚
呼吸法などで肉体を活性することが、第一段階
振動や熱、圧迫感が感じられる = 肉体で感じられる「チャクラの活性」の徴候
“Don’t get too excited.” 肉体感覚の変化に夢中にならないように(学びを進めていきましょう) ↓
Astral 感情レベルでの知覚
肉体感覚が、感情に変換される
↓
Causal 理解・洞察
記憶や感情が、理解、そして洞察へと変化する「チャクラの浄化」。各チャクラは、特定の感情と紐付いているため、瞑想中に感情、遠い記憶が呼び覚まされることがある。例えば、怒り・嫉妬心といった感情を、どのチャクラで感じているのか、なぜいま、その記憶が呼び覚まされたのか、などを理解できるようになる。洞察につながる気づき
↓
3つの体の超越
インド思想、ヨガ哲学では、これらの「3つの体」すべてを超越した次のステージがあると考える。「魂とはなにか」について知る体験であり、タントラ思想、インド哲学における「解放」Moksha、ヨガスートラの言葉は、Purushaの体現、Kaivalyamの境地のこと
Karmic Seed カルマの種
好き・嫌い。感情。欲望。想い(イマジネーション)
「カルマの種」はチャクラに宿っていて、休眠状態の種は、芽を出す時期をうかがっている。ある時、ある種のエネルギーに反応して種が芽を出すとき、強い感情が起こったり、古い記憶が蘇る。これを「チャクラの浄化」と呼ぶ。
チャクラに関する書籍や記事で、チャクラは優美なものとして描かれがち。しかし、チャクラメディテーションに取り組むためには、自分に向き合うだけの安定した精神、また成熟した精神が不可欠。「チャクラの浄化」は、とりわけ初心者にとってたやすいプロセスではない。 かといってまた、一日何時間も没頭するするような熱狂的な実践法も、実りは少ない。「本山博士は、自分自身の人生を振り返ったときに、学びに進歩があったのは、こつこつと地道にプラクティスを続けていたときだったと話してくれたことがあります」(ポール先生談)。真剣な取り組みは態度として大切だが、妄信的な真剣さよりも、継続性のある誠実さの方が大切だということ。
チャクラメディテーションの目的
あまり意味のないことでは? と考える人もいるかもしれない。でももし、「3つの体」やカルマの存在を否定しないのであれば、チャクラメディテーションをすることで得られることが、2つある。
・利他的な質を培おうと日頃から心がけることで、新たな「カルマの種」を撒かずに済む
・「カルマの種」の存在を察知できるような超人でなかったとしても、潜在意識下での思考や感情が、日々の態度や行為に、どのような影響を与えているのか理解できるようになる チャクラの浄化:中年の危機のたとえ(2日目の講座より)
休眠していた「カルマの種」がある時、芽生え、衝動的な行動に走ることがある。自分でもどうしてあんな破壊的なことをしてしまったのだろうと後悔するような行為のこと 例えば、人生の成熟期に差し掛かり、それまで追い求めていた「成功」を成就させた中年が、ある日、自分の求めていた人生はこんなものだろうか、と考えるようになる。そこで家族のもとを去り、過去に夢見た人生を実現させようとする。年下の恋人、スポーツカー、ギターなど。その代償として、大切なものを失う ヨギーの場合
自分のカルマが見てとれる人は稀である。だとしても、ヨガを学ぶものであれば、瞑想中に過去の欲望が蘇ってきても「これはどういうことだろうか。どうしていま、これが記憶に浮かんできたのだろうか」と客観的に観察するに留めることができるだろう
過去に満たせなかった欲望を満たそうとしたり、刹那的な誘惑に惑わされて衝動的に行動することはない。理性と冷静さを持ち合わせているため、内省して、自分自身についての理解を深めることができる。これを「チャクラの浄化」という
ポール・グリリー 著 A Yogi's Guide To Chakra Meditation
Day 2 つづきはこちら Week 1の講座メモはこちら 関連Blogはこちら