オンラインクラスには、大きく分けて生配信型と録画配信型があります。生配信型のなかでも、少人数制のよりパーソナルな対話形式と、大人数でオンラインに集まってパネリストを視聴するウェビナー形式があります。
wifi環境とデバイスがあれば、自宅から参加できるオンラインクラスですが、初めてのオンラインクラス受講はちょっとドキドキするもの。そこで、生配信の【陰ヨガ】オンラインクラスをリラックスして楽しむためのヒントをご紹介します。

BEFORE THE CLASS
FIND THE SPACE
クラスの前に
陰ヨガスペースを確保する
ヨガスタジオでの一人あたりのスペースはおおよそ【畳一畳分】。両サイドにゆとりを持たせたい陰ヨガの場合は、マットを横に2枚並べられる幅が理想的。マットを敷いてみて、両側に約30~40cmのスペースが確保できる場所を見つけましょう。
○家具のソファやベッドは、身体から1mくらいの距離が保てるなら動かす必要はありません。前屈や仰向けのツィストなどでは、ソファやベッドのヘリを補助具として使用することができます。神経質にならず、柔軟な発想で創造性を育みましょう。
△テレビのダッシュボードや空気清浄機など、硬いものや倒れやすいもの、絡まりやすいコード、モーター音がする器具からなるべく離れます。可能であればスマートフォンもOFFにしましょう。

準備するもの
マットがなくても補助具が揃っていなくても、工夫次第で心地よいプラクティスが行えます。なにかが「不足している」ことよりも、集中を妨げるものが「ありすぎる」ことの方が問題になるもの。居心地の良い陰ヨガスペースに必要なものを揃えたら、それ以外は目につかないところに移動させましょう。
・パソコン(タブレットやスマートフォンなど)
クラスが始まる前に充電を済ませて、wifiに接続しておきます。
デバイスは、画面の角度を調節しやすく、講師の動きが見やすいラップトップタイプのパソコンがオススメです。タブレットやスマートフォンを使う場合は、倒れないように自立する場所を確保します。
視聴するのがメインであればご自身が閲覧しやすい位置に置きましょう。陰ヨガの場合は、地べたでもOK。ポーズが確認しやすく、なるべく動く必要のない位置が理想的です。
対話型の生配信で、デバイスのカメラをONにして講師にポーズを見てもらいたい場合は、なるべく全身が映るように体から1mほど離した位置に配置します。スツールやローテーブルなどの台(高さ目安 40cm) にデバイスを載せて上下の角度を調整します。デバイスの配置場所は正面でも構いませんが、斜め40度くらいの角度に配置すればポーズの向きに関わらず全身を映すことができます。
・マット(ヨガマット、ストレッチマット)
マットがない場合は、ラグやバスタオルを手元に用意しておきましょう。ベッドで行うと気持ち良さそう!ですが万が一、ポーズの最中に熟睡してしまうと危険。痺れて動けなくなる恐れがあります。カーペットや畳の上、フローリングの床の上で行いましょう。
・ありったけのクッション
ポーズの途中でそっとボルスターを手渡してくれる人がいません。用意できる限りのクッションを用意しておきましょう。座布団やビーズクッションなどでも代用できます。
・全身を覆うブランケット
体温の変化に備えて、冷え防止のためにブランケットを用意します。冬用の分厚い毛布しかなければ、タオルケットやシーツ、バスタオルで代用します。足元が冷えやすければソックスを着用しても構いませんが、できれば裸足になって足の一本いっぽんの指が感じられるように、ブランケットやタオルケットを使って空気ごと包みこむように保温しましょう。
・アイピロー(遮光用)
アイピローがあれば、あらかじめ冷凍庫で冷やしておきます(食品の匂いが移らないように密封しましょう!)アイスノンなどの冷却材で代用する場合は、タオルや手ぬぐいでしっかりと包んで冷たくなりすぎないように注意します。手元に置いておけば、遮光したいときだけでなく、Rebound(余韻の時間)など視界を遮って集中したいときにも役立ちます。

DURING THE CLASS
クラスの最中に
締めつけ感のない動きやすい格好で参加しましょう。
対話形式で、講師にポーズを見てもらいたい場合は、なるべくヨガマットやラグとコントラストがはっきりとしたカラーのウェアを選びます(黒いヨガマット x 黒いレギンス ではポーズが見えません)
ウェビナー形式では、基本的にご自身の動画や音声を他の参加者と共有する必要はありません。質問タイムなど対話が必要なとき以外は、主催者側でOFF設定されていることがほとんどです。気になる方はご自身のカメラとマイクをOFFにして、講師の音声が聞こえることを確認します。
万が一、ご自身のマイクがONになっていても講師が音声をOFFにしている限り、ご自宅で犬が吠えても、参加者全員に聞こえるようなことはありません。リラックスして臨みましょう。
AFTER THE CLASS
クラスの後に
クラス後は接続が自動切断されるので、シャヴァーサナで終わるクラスは、そのまままどろみの時間を過ごすこともできます。そのときも冷えないように十分に保温しましょう。
お部屋が暗くなっている場合は、デバイスやメガネなどを踏まないように注意します。リフレッシュした身体でゆっくりと日常へと戻って行きましょう。
ENJOY!
