
WEEK 2 Tantra Theory and Chakra Meditation 第 2 週 タントラ思想とチャクラメディテーション
第2週は、チャクラ理論を理解するために、生命の起源、そして苦しみからの解放を説くタントラ理論についてご紹介し、ビージャマントラを使ったメディテーションプラクティスを行いました。
チャクラについて、神秘的なシンボルと捉えるのではなく、肉体、アストラル体、原因体のヨギーの3つの体で理解しようと探求することで、メディテーションの実践がより実りあるものになります。 講座メモをご紹介します。
DAY 2
Characteristics of Chakras 各チャクラの特性とは
タントラ思想では、魂は、本来「3つの体」を制限なく行き来することができる自由な存在。しかし、人生の経験を通して「3つの体」のいずれかに執着を深めることで、魂はその「体」の囚われとなり自由を失う。そして、強い執着が「カルマの種」となって特定のチャクラに宿る、と考えられている
第1チャクラ 恐れと好奇心
利己的な質:衣食住に関わる安心感を求める。生理的欲求の追求
官能、外側にある幸せに対する欲望 = 死に対する恐怖 = 過度な性的関心
利他的な質:好奇心・興味
わたしは、なにものなのか。神は存在するのか。こうした高尚な問題に興味を持ち、好奇心を第7チャクラの持つ智慧、高次なメッセージを受け取ることへとシフトすることで、第1チャクラの調和をはかることができる
第2チャクラ 性的関心と健やかさ
利己的な質:恐怖、怒りの感情
夫婦間・恋人関係での暴力行為
腹をすかせた野生動物のように、本能で行動する。むき出しの攻撃性
利他的な質:外敵から身を守る「抵抗力」。自己防衛本能
スタミナの源であるため、第2チャクラが不活性に陥ると、活力が不足して諦めやすくなったり、無気力状態に。第2チャクラが停滞すると他のどのチャクラも、呼び覚ますことができないと考えられている。だが、思春期の子どもたちは、第2チャクラが休眠しているのではなく、活発すぎで手に負えないため、やる気のなさを装い、無関心をカモフラージュしている。大人のやる気のなさというのは、第1&第2チャクラの不活性によるもの
肉体と精神を同時に育むことの大切さを理解し、バランスのとれた食生活、適度な運動を通して、日々の生活を丁寧に行うことが、第6チャクラの「第3の目」を育むことにつながっていく
第3チャクラ 貪欲と共感
利己的な質:貪欲さ。好き・嫌い
「わたしがどう感じているか」が、すべての価値判断になること。気に入らないことは、断固として受け入れない。特別扱いをされないと気がすまない。他人への迷惑を省みない身勝手な振る舞い。または、他人の意見に対して繊細になるあまり、自信がないことを過剰にアピールしたり、必要とされる場面で適切な自己主張をしないなど
利他的な質:共感力
「わたしにはその価値があるから」と他人の迷惑を省みず主張を貫くことも、「わたしには価値がないから」と消極的な態度をとることも、どちらも関心が「わたし」に向いている。どちらも同様にエネルギーを消耗し疲弊する生き方で、アストラル体の領域に囚われているということ。第5チャクラの勇敢さ、知性、冷静を持って対処することで、視野の広さ、適切な共感力を学ぶことができる
第4チャクラ 暴力と愛
利己的な質:Himsa 非難・暴力
利他的な質:Love 愛
信念を持つこと。正義感があること。
弱いものいじめを承認しない勇敢さを意味することもあれば、知性と他者への理解、思いやりがともなっていない場合、正義感を押し付ける、非難する、その他を排除するなどの「暴力」になることがある。自分とは異なる信念を持つ人に対する偏見など、社会的なルールや、育った環境に影響を受ける、コーザル体の領域
第5チャクラ 羨望と冷静さ
利己的な質:Envy 羨望
利他的な質:Calm 冷静さ
プライドに関するチャクラで、調和を取るのがもっとも難しいと言われる
なにかをやり遂げようとする自尊心は、物事を達成するのに必要だが、暴走すると周りが見えなくなることがある。いいなと思ったら、あれもこれもすべてやりたいと思うのは、第2チャクラの死への恐れ、有限なる生命への執着からくる貪欲さ。「どんな状況でも、自分が一番であるべきだ」という思いと「わたしにはその素質がない」と卑下する心の態度は、同じくらい利己的なもの。エネルギーが散漫になり、優柔不断な態度につながる。
"To be a good leader, learn how to be a good follower" 優れたリーダーになるためには、優れた生徒であることを学ぶ必要がある
偉業を成し遂げた先駆者から学ぶことは有益である。先生に師事して学ぼうとする謙遜さと同じくらい、場面によっては自分がリーダーとしての先導する勇気も大切なもの。しかし、どちらも自分の役目であり、本来の自分自身の姿とイコールではないという理解
"Be calm, do your dharma with compassion, and don’t fall into pride"
冷静になって、こころを込めてダーマをまっとうし、自尊心に溺れないこと
第6チャクラ Reflection
第1ー5チャクラまでを鏡のように映し出す、第3の目
第6チャクラ、第7チャクラはともに利己的な特徴がなく、より高次なメッセージを受け取るチャクラと考えられる
Shakti & Shiva シャクティとシヴァ
Shakti : 第2チャクラ 神聖で純粋な原始エネルギー。すべての誕生の始まり
Shiva : 第6チャクラ 智慧を携えたエネルギー。自然の秩序を司る
参考図書